日本語 | English

『美術手帖』1000号記念 COVERED TOKYO: PARK NIGHT, 2014

2014年3月7日(金)20:00-23:00
(パーティーのコンテンツの一部は、8・9日もご覧になれます。)
パークホテル東京 25Fロビー
〒105-7227 東京都港区東新橋1丁目7番1号 汐留メディアタワー25F
都営大江戸線・新交通ゆりかもめ「汐留駅」直結 / JR・東京メトロ・都営地下鉄「新橋駅」より徒歩約7分
[入場料]2000円 (アートフェア東京のVIPカードをお持ちの方はご招待)
チケット販売
状況により入場制限を行う可能性がございますが、前売チケットご購入の方ご優先でご案内いたします。
パフォーマンス
オル太 / スガダイロー × 鈴木ヒラク / L?K?O / Tomoh (MAGICAL GANG)
映像
井上佐由紀 / 鈴木光 / 二艘木洋行
展示
今井俊介 / 大田黒衣美 / 小泉圭理
スペシャルカクテル
泉太郎 / 加賀美健 / COBRA / 西野達 / 横山裕一 / 美術手帖

COVERED TOKYO、美術手帖、パークホテル東京、アートフェア東京の共同開催パーティー

COVERED TOKYOのローンチパーティーである本イベントは、創刊から1000号を迎える美術手帖と、アートへの取り組みで知られるパークホテル東京、そしてアートフェア東京の共同開催による、一夜限りのパーティーです。 東京の夜を行き交う人々と、常に変化しつづけるアートシーンの現在形が交錯するクロッシングパーティー“COVERED TOKYO: PARK NIGHT, 2014”が、汐留のホテルに出現します。

最先鋭アーティストの競演によるパフォーマンス、音、映像の渦

80年代生まれの7人からなる表現集団・オル太によるパフォーマンスを皮切りに、NISSAN ART AWARDでの展示も記憶に新しい鈴木ヒラクのライブドローイングとスガダイローによるジャズピアノの即興セッション、そしてターンテーブリストとして唯一無二のスタイルで知られるL?K?OによるDJプレイなど、最先鋭アーティストによる競演が間断なく繰り広げられます。
また、会場となるロビー階から10フロアにおよぶ吹き抜けの壁面には、井上佐由紀、鈴木光、二艘木洋行といった独自の表現を追求するアーティストの映像作品がプロジェクションされ、訪れる人々の目を奪います。

アートフェア東京2014でのCOVERED TOKYOブースと連動した、パーティー会場での作品展示

3月6日~3月7日に開催されるアートフェア東京に出展するCOVERED TOKYOのブースと連動し、会場となるホテルロビーに作品を展示します。アートフェア東京を見てからパーティーに来るのもよし、パーティーを楽しんでからアートフェア東京に行くのもよし、異なる空間でアート作品の見方、楽しみ方が広がります。今井俊介、大田黒衣美、オル太、小泉圭理という、次世代を担うアーティストの作品展示は見逃せません。

個性派アーティスト5名+美術手帖と、
プロのバーテンダーとのコラボレーションによる、スペシャルカクテルの提供

このパーティに華を添える特別企画として、泉太郎、加賀美健、COBRA、西野達、横山裕一ら5名のアーティストと、パークホテル東京が誇るバーテンダーとのコラボレーションによる、新作カクテルを提供します。アーティストそれぞれの個性が炸裂する、世界でここでしか飲めないオリジナルカクテルを堪能できます。また、このコラボレーションには美術手帖も参加し、1000号記念のオリジナルカクテルを発表します。

パフォーマンス

オル太

パフォーマンス・タイトル:ミライゲンシ (FUTURE PRIMITIVE)
オル太は83年~88生まれの7名からなる表現集団で、風景の中にパフォーマンスを組み込む、または自分達で制作したインスタレーションにパフォーマンスを取り入れる活動を展開。自然や社会に対してパフォーマンスを通して対峙し、日常のテクノロジーやメディアに覆われた現代に生きる不安や畏怖を閉じ込める作品制作を行う。
主な展覧会に、2013年『アートがあれば - 9人のコレクターによる個人コレクションの場合』東京オペラシティ(東京)、『内蔵感覚 - 遠クテ近イ生ノ声』金沢21世紀美術館(金沢)、クンストラウムクロイツベルク/ベタニエン(ベルリン)などがある。第4回岡本太郎現代芸術賞岡本太郎賞受賞。

メンバー:Jang-chi / 長谷川義郎 / 川村和秀 / 梅田豪介 / 斉藤隆文 / 井上徹 / メグ忍者
http://www.olta.jp/

スガダイロー × 鈴木ヒラク

スガダイロー

ピアニスト。1974年生まれ鎌倉育ち。洗足学園ジャズコースで山下洋輔に師事、卒業後は米バークリー音楽大学に留学。帰国後「渋さ知らズ」や「鈴木勲OMA SOUND」で活躍し、坂田明や小山彰太、田中泯とも共演を重ねる。2008年、初リーダーアルバム『スガダイローの肖像』(ゲストボーカル・二階堂和美 3曲参加)を発表。2010年には山下洋輔とのデュオライブが実現。自己のトリオ(東保光 b、服部マサツグ ds)での活動のほか、向井秀徳(ZAZEN BOYS)、七尾旅人、中村達也(LOSALIOS、ex:BLANKEY JET CITY)、志人(降神、TriuneGods)、灰野敬二、U-zhaan、仙波清彦、MERZBOW、吉田達也(ルインズ、是巨人、ZENI GEVA)らと即興対決を行う。2011年に『スガダイローの肖像・弐』でポニーキャニオンからメジャーデビューを果たし、2012年には初のソロ・ピアノ作品『春風』、志人との共作アルバム『詩種』、2013年自己のトリオにて「刃文」をvelvetsun productsよりリリース。
http://sugadairo.com/

鈴木ヒラク

1978年生まれ。アーティスト。膨大なドローイングをベースに、壁画・インスタレーション・映像・彫刻・パフォーマンスなど多岐にわたる制作活動を国内外で展開、ドローイングの可能性を拡張し続けている。近年の個展にDaiwa Foundation(ロンドン / 2013)、WIMBLEDON space(ロンドン / 2011)、ギャラリー・デュ・ジュール(パリ / 2010)。グループ展に『NISSAN ART AWARD』BankART Studio NYK(横浜 / 2013)、『ソンエリュミエール、そして叡智』金沢21世紀美術館(石川 / 2013)、『One And Many』Location One(ニューヨーク / 2012)、『六本木クロッシング』森美術館(東京 / 2010)などがある。またラズ・メシナイ、ローレン・コナーズ、Shing02、植野隆司、カジワラトシオなど様々な音楽家とのセッションによるライブドローイングや、アニエス・ベーやコム・デ・ギャルソンといったファッションの分野とのコラボレーションも継続して行っている。著書に『GENGA』、『鉱物探し』。
http://www.wordpublic.com/hiraku/

L?K?O

Tomoh (MAGICAL GANG)

MULTITUDISCO DJ & Magical “subliminal”Gang
http://magicalgang.tumblr.com/

映像

井上佐由紀

1993年九州産業大学芸術学部写真映像学科に入学。大学ではアメリカの現代写真の研究者として知られる故小久保彰氏に師事し写真史と写真表現を学ぶ。独特な透明感を持ち味とした作品は、多くの人を魅了し続けコマーシャルを中心に活躍している。自然への畏れを大きなテーマとして、大地の呼吸を見据えるようにアイスランドの間欠泉を撮影した写真作品、「くりかえし」を映像作品として発表。

Ms.S
41 minutes, video, 2012
courtesy of KAYOKOYUKI

※ベルリンにて制作された、6分間の最新作を上映。
courtesy of KAYOKOYUKI

鈴木光

1984年福島県生まれ。現在、ポーラ美術振興財団の在外研修助成にてベルリンに滞在。ドキュメンタリーの手法を使い、現代美術とドキュメンタリー映画の両方のジャンルで発表を続けている。宗教家である父親をテーマに制作した『GOD AND FATHER AND ME(36min, 2008)』を契機に、近年は役者を起用し、ドキュメンタリーとフィクションの間に起こる違和感から、より強くリアリティーを感じさせる作品を制作している。 『恵比寿映像際 2012』東京都写真美術館(東京 / 2012)、『山形国際ドキュメンタリー映画祭2011“アジア千波万波部門”』(山形 / 2011)、『第21回映画祭 TAMA NEW WAVE “ある視点部門”』AMA CINEMA FORUM (東京 / 2011)、『座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル 2010』座・高円寺(東京 / 2010)など、フィルム・フェスティバルでも上映されている。『ART AWARD TOKYO 2008』丸の内行幸地下ギャラリー (東京 / 2008)にて飯田志保子賞、『大坂シネドライブ2012』にてシアターセブン賞受賞。


1000×1000 mm, Inkjet print mounted
on acrylic panel, 2012


1000×1000 mm, Inkjet print mounted
on acrylic panel, 2012

二艘木洋行

1983年生まれ。お絵描き掲示板のペイントツールで描いたデジタル作品や、突然変異のようなペインティングやドローイングによって注目を集め、特異な存在感を放っている。目や口、鼻らしきものをもつキャラクターの顔、極端に伸縮し記号化された腕や足、特徴的なストライプ模様や忽然と書き込まれる文字など、特徴的な描画はいずれも、伸びやかな線とカラフルな配色に彩られている。伝統的な画材とデジタルツールを等価に使いこなす二艘木の表現者としての敏捷性は、これまでに誰の想像力も及ばなかった、そしておそらく二艘木自身の想像力さえ及ばない具象性の領域へと、その表現をエスカレートさせている。主な展示に『VOCA 現代美術の展望』 上野の森美術館 (東京 / 2014)、『きみは河合卓』 TALION GALLERY (東京 / 2013)、『であ、しゅとぅるむ』 名古屋市民ギャラリー矢田 (愛知 / 2013)、『現代絵画のいま』 兵庫県立美術館 (兵庫 / 2012)、『インターネット アート これから』 Inter Communication Center (東京 / 2012)などがある。

展示


untitled
115×92 cm, acrylic on canvas, 2012
© Shunsuke Imai / Courtesy of HAGIWARA PROJECTS

untitled
51.5×45 cm, acrylic on canvas, 2013
© Shunsuke Imai / Courtesy of HAGIWARA PROJECTS

今井俊介

1978年生まれ。絵画の基本的要素である形、色、空間を探求した作品を展開している。画面に描かれたカラフルなストライプ模様は波やたなびく旗のようにも見えるが、そこには奥行きも空間も無いただの平坦な画面が広がっている。作品は、観る者の視線を漂わせ、想像力を掻立てるが、同時に、意味を問われることを軽やかにかわして、そこに置いていかれるような空虚感を生み出す。
色を載せただけの画面で何がそこに起こりうるのか。今井は、「観る」ことの根本的な意味と平面の可能性を真摯に探求すると同時に、現在私たちが日々直面する情報の空虚さや意味を問いかけている。

自分の影を探す鷹とその影で休む鶏
a hawk seeking his own shadow and a chicken resting under the shadow black drawing 82.0×89.5cm, paper, plaster, glue, 2013 / courtesy of KAYOKOYUKI

ある日の混乱 -ひげを剃る、口紅を塗る-
anarchy for one day
14.5×18.5cm, collage, quail egg, waxed paper, 2011
courtesy of KAYOKOYUKI

大田黒衣美

1980年福岡県生まれ。生活をする上で身近な大量生産品、チューイングガム、ビニールシート、テーブルクロス、トタン板など、かつての誰かが道具としてあみ出した日用品から、その多様性や特性を抽出し、独自の物語を紡ぎ出している。個人が内包している未形で茫洋な存在と外界とが通じる為の想像の受け皿として、素材は選択されている。
主な展示に、『project N 55』オペラシティ・アートギャラリー(東京 / 2014)、『不知火の水まくら 企画:KAYOKOYUKI』青山|目黒(東京 / 2013)、『TRICK-DIMENSION curation: 大庭大介』tolot:heuristic SHINONOME(東京 / 2013)、『四式 curation: O JUN』遊工房アートスペース(東京 / 2010)、『Mr FREEDOM X curation: 岩永忠すけ』南千住アプリュス(東京 / 2009)、『アートアワードトーキョー2008』丸の内行幸地下ギャラリー(東京 / 2008)にてグランプリ受賞。

向き合う
1210×1812mm, Oil, varnish, glue, medium, cotton, wood, nail, 2013

屈む
1285×733mm,
Oil, varnish, glue, medium, cotton, wood, nail, 2013

小泉圭理

1985年生まれ。ペインティングとドローイングを中心とし、近年では石膏や木材を用いた立体作品も手がける。小泉圭理の作品には、固く先の尖ったものや、柔らかく丸みを帯びたイメージや形態が頻繁に登場する。これらの特徴的なモチーフは、人間の身体器官の変形、あるいは男性性や女性性の隠喩として読み取ることができるが、小泉の描くものは、シンボリックな意味や物語性の表現とは、明らかに異なる次元がある。キャンバスの変形やキャンバスの裏の見えない木枠の造形にも表れているように、慎ましく重層化された色とかたちには、体系化された絵画言語を相対化する視点がある。それは、絵画論的あるいは意味論的な解読の及ばない、この作家固有の性愛(エロス)の転移であると同時に、絵を描くという行為そのものの性愛(リアリティ)の復権であると言える。主な展示に『入れない』TALION GALLERY (東京 / 2013)、『モジュール村』実家JIKKA (東京 / 2013)、『JIZZUM』 22:00画廊 (東京 / 2013)、『国民の祝日』 TALION GALLERY (東京 / 2012)、『M邸の静かな衝突』 山手83(東京 / 2012)、などがある。
COVERED TOKYOとは
KAYOKOYUKIの結城加代子氏の声がけにより、2012年に共同で展覧会を開催。ほぼ同時期(2010年~2012年)に設立された、次代を担う4つのギャラリー(KAYOKOYUKI、TALION GALLERY、nap gallery、HAGIWARA PROJECTS)の集合体として、共同で展覧会やアートイベント、ジャンルの枠を超えた文化プロジェクトを構想する。東京アートシーンの最深部を知る若手ギャラリストによる情報発信のサーキットであると同時に、多種多様な個人や企業、各種団体や公的機関などがプロジェクトベースで連携することで、アートを取り巻くシステムを更新しつづけるための起点として活動する。

KAYOKOYUKI 結城加代子
TALION GALLERY 上田剛史
nap gallery 松本綾子
HAGIWARA PROJECTS 萩原ゆかり
[共同開催] COVERED TOKYO (KAYOKOYUKI / TALION GALLERY / nap gallery / HAGIWARA PROJECTS) / 美術出版社 / パークホテル東京 / アートフェア東京
[協力] サントリー酒類株式会社 / 日本経済新聞 電子版 / ARATANIURANO / Take Ninagawa / NANZUKA / MISAKO & ROSEN
[会場装飾] HEAVEN HUG DESIGN / 20TN!
[問合せ] 03-6300-5881 / info@hagiwaraprojects.com
© Covered Tokyo All Rights Reserved.